大阪は日本の商業の中心地であり、江戸時代には各地で生産された米が集められたことから、「天下の台所」と呼ばれてきました。以来大阪は「食い倒れの街」と呼ばれ続けております。1973年、千房は食通の店が立並ぶ大阪の千日前に生まれました。千房と言う名は、強力な権力者であり大阪城を築いた豊臣秀吉の馬印に由来するもので、その馬印には房になった瓢箪が描かれていました。お好み焼は江戸時代より、小麦粉を焼いて味噌をつけて食べるお菓子を起源としております。このお菓子は各地でさまざまな作り方が出来ましたが1918年以降、現在のような一般的な形になりました。千房はこの伝統的な料理に新しい材料、手法を取り入れ、ディナーにまで発展させました。素晴らしい味、栄養価の高さそして鉄板を囲んでの食事の楽しさ。お好み焼は、食事を楽しむためのすべての要素を含んでおります。千房は、この素晴らしい料理を世界の人々に伝えることが使命であると考えております。そして必ずやその使命を遂行すべく、この料理のより一層の発展のために、日夜努力を続けていきます。
1945年奈良県生まれ。中学卒業と同時に乾物屋に丁稚奉公。73年大阪ミナミ千日前にお好み焼専門店「千房」を開店。大阪の味を独自の感性で国内のみならず海外にも広める。その間、86年四十歳にして高等学校卒業。現在自身の体験をふまえた独特の持論で社会教育家としても注目を集め、全国各地で講演を行う。著書に『無印人間でも社長になれた』(ぱるす出版)、『できるやんか!』(潮出版)がある。

中井政嗣
